「草間彌生の世界」と鳥取美術館構想

2018年1月22日

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10日岡山県新見市で契約のあと

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ちょっと足を延ばして観てきました

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「高梁市成羽美術館」

ちなみに公式ホームページの引用ですが

「高梁市成羽美術館は
郷土の洋画家 児島虎次郎の遺徳を顕彰するため
岡山県初の町立美術館として昭和28年に開館して
平成6年に3回目のリニューアルとなり
現在に至っています」

「建物は建築家 安藤忠雄氏の設計によるもので
コンクリートの壁と周囲の緑が調和した
美しい景観を楽しんでいただけます」 とのこと

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かなり大きな建物です

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とってもお金がかかっていそうな造りであります

さて
この「草間彌生」さんは「水玉アート」で国際的に有名です

幼少のころから統合失調症を患い
幻覚や幻聴などの症状があったそうです

その幻覚や幻聴から逃れるために
それらを絵に書き始めたとのこと

現在では
統合失調症という病名のもと認知が進みました

しかしながら
当時理解されることのない幻覚や幻聴は
きっと耐えられるモノではなかったでしょう

そんな幼少期に頭の中に
「水玉や網目が増殖し
すみれやカボチャが語りかけてきた」そうです

そして
現在も幻覚や幻聴が続く中で
創作活動をなさっているそうです

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=859084704192869&id=466533773447966&hc_location=ufi

まあ
正直なところ私自身
この芸術を語るほどの知識はありません

以前の投稿「横尾忠則美術館」でも触れましたが

「頭をかき回されるのが好き」

今回も
何とも言えない感覚を投げつけられたようで
充分にかき回していただきました

写真撮影が禁止のため
インパクトをお伝えすることができませんが
閉館時間までの
あっという間の楽しい1時間でありました

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ちなみに
「唯一の撮影が許された場所」のトイレです
評価が別れるところでしょう

それにしても
「鳥取美術館構想」

私自身は
基本的に「推進派」でありますが…

問題なのは
この「高梁市成羽美術館」を参考にした場合
維持費に
かなりの高額が計上されていると思われるところです

館内の天井は高く
コンクリートの打ちっぱなしの壁とガラスに囲まれ
断熱性能は著しく低く…

空調費に関しては
一年を通して気の毒なほどのコストでしょう

さらには
照明設備 展示スペースの割り付け 室外からの紫外線…

素人の私が感じてしまうほど
とても美術館向きの造りにはなっておりません

「安藤忠雄氏」の設計ということで
集客力には絶大な効果があるでしょう

ただ入場料1000円の設定で
経営的にまかなっていけてるのでしょうか?

このあたりの議論がないかぎり
安易な誘致合戦の
「政争の具」とならないことを祈るばかりです

なお
草間作品のこれだけ多数の出品は
普通ならあり得ないので
おすすめですよ

結局のところ
県外に出なければ
こういうものが味わえないんだよな…

ではまた…

https://www.facebook.com/profile.php?id=100009537985658&fref=nf

美術

Posted by 中田啓介