「サーロイン風のタタキ?」

2018年1月22日

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ちょっと前の話ですが
「米子」の仕事終わり…

楽しみにしてた
一年に一回あるかないかの「米子夜メシ」

一人で入れる雰囲気の店が無く
仕方なく入ったお店でのこと…

「当店はハンバーグがウリです」
と看板に書いている割に
すすめて来ない


「今日のおすすめはチキン南蛮と
鳥取牛サーロイン風のタタキですよ…」

「エッ?」

聞き流せば良かったが

「鳥取牛サーロインのタタキ風」

ではないのか?

しかも 「780円? 安い…」

しかし間違いではないようで
おすすめメニュー表にも堂々と書いてあり…

どう考えても
「~風」の表示位置がおかしいだろ…

胸騒ぎがするも 注文…

「ハズした…」

店を出て
ショックでさまよいつつ
お金もなく時間もなく…

「カレーでも食べるか…」

看板を見たら
「当たり前田カレー」
店名を見て悩んだものの

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好みのヒタヒタ感
辛さもコクも相性がいい
「当った」

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お店の名前に危険な感じがしましたが
救われました

ありがとうございました

さて
その米子
相続登記のハンコと書類を
4人の方よりもらいつつ
散策を兼ねて歩いたのですが…

その昔
「城下町」であり
昭和以降 「山陰の商都」と言われ…

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「海 山 旅のドラマは米子駅から」
のキャッチコピーのとおり…

お隣島根県の松江
出雲への通過点でもあり
「通行人口」が多く…

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JR西日本でも「拠点」として
「格」が違うようです

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この駅舎が
南北を分断していると問題の「米子駅」

先日の投稿のとおり
「高架化」してないので
駅もホームも雰囲気が素敵なのですが…

米子駅両サイドの国道は
弧線橋になっているので
鳥取駅のように高架する必要は感じられず…

「南北一体化」という事業が
どれほどの意味をなすのか気になるところです

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「加茂川」につながる水路跡がいくつもあり…

米子市は鳥取市のように
「地震」や「大火」にみまわれることなく…

城下町の風情は
そこかしこ残っているものの
「都市計画」の遅れを感じます

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土地の間口が狭く
奥行きが長いため
中途半端な状態の建物がかなり見受けられます

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大正時代開業の法勝寺電鉄線という
日ノ丸自動車が運営していた
鉄道路線がその昔あったそうで…

昭和42年廃止となったそうですが
往時を偲ばせます

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今年になって
お店を閉じた「松原ボタン店」
電話番号の末尾4ケタ表示が歴史を感じさせます

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さびれたアーケード街の中の高齢者施設は
当時大きなニュースとなりましたが
検証結果が気になるところです

それにしても米子はいいですね

駅と城跡と水辺が近いゾーンにあり
いくつもの時代のなごりが重なり
滞在型の拠点としての可能性が高いようです

ただ
郊外の大型ショッピングセンターによる
ドーナツ化と
中心市街地の高齢化は
鳥取市と同じ図式のようですね

前回の投稿に続き
リノベーションを考える上で
いかに人が集まる拠点を創るのか…

拠点と拠点を線で結び
さらにゾーン化していく…

そこに
テーマや物語りをいかに載せて行くのか…

建築業
不動産業に携わる者の
使命を感じずにはいられない
プチ旅行となりました

そんな中で
ちょっと気になったのが
女子高生の制服

鳥取市の女子高生はブレザータイプの制服ですが…
米子市はセーラー服

爽やかで
可愛いらしいですね
キラキラ感がありました

街づくりと言えば
少し気難しいテーマにとらえられがちになりますが…

女の人の「可愛い」や「綺麗」を考えるのも
街の雰囲気を大きく変える重要な要素かと…

そんなモノの順番は
後回しと言われるでしょうが…

順番と言えば

確かに

冒頭の「鳥取牛サーロインのタタキ」ですが
「~風」の順番を入れ替えると
意外と大きな問題になるようでして…

「鳥取牛風サーロインのタタキ」
どこの産地なのか
何か気持ち悪い…

「鳥取牛サーロイン風のタタキ」
要はサーロインではない…

「鳥取牛サーロインのタタキ風」
タタキでもなく
結局どんな料理だったのか…

「鳥取牛サーロインのタタキ」

これが理想でしょうが
780円ではなくなります…

まあ
どうでもいい話でしたが…

ではまた…

地域

Posted by 中田啓介