ゲストハウス「たみ」

2018年1月21日

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先日のこと
鳥取中部地震の仕事で遅い昼食になりましたが

夕方5時近くでも食事ができるとわかって

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写真とは別に、
さらに焼き魚がつき「魚のフルコース」

もっと
価格をあげてもいいのに…

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魚の直販も「安い」

鳥取県東伯郡琴浦町赤碕  魚料理 「海」

しっかりと魚を食べたい時におすすめです

是非一度…

さて
「海」と言えば
「海水」の混ざる「汽水湖」の「東郷湖」

その「東郷湖」とJR山陰本線の間の
「松崎」駅近くにあります
ゲストハウス「たみ」

「スタッフと宿泊客の境界が無くて
本当に楽しい」との評判があり

移住者と地域を繋ぐ
なくてはならない場所になっている…

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「人が集まっている場所を
つくっている背景を知りたい…」

ということで
先日
仕事の帰りに宿泊することになりまして…

元国鉄の寄宿舎?

シェアハウスも併設されており
表現しがたい不思議な空気が漂います

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併設のカフェがあり
夜はバーにもなります

室内は「撮影禁止」のため
写真はありません

共同経営者の1人であります
三宅さんにお話しを聞かせていただきましたが

宿泊したことをきっかけに
ここが基点となり
様々な背景の
なにかしらの
社会に違和感を持った人間が
移住してきているとのことで…

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まずは
古本屋の「汽水空港」
本屋と農業に興味を持っていたという
モリさんが経営されており
本屋と農業の兼業が
叶いそうだというのもポイントだったようで…
東日本大震災を期に
2011年に東京から移住されたとのこと

放置されていたガレージを
改造して約三年で開業し
さらに
自力で居住用の小屋までも建築されました

「カウンターカルチャー?」系の
古本が並ぶ本屋さんですが
私も2度参加した講演会などの
イベントが行われていて
他県から訪れる人も…

「消費だけでない生き方」を
実践するには
家賃が安い地方ならでは…

現在は
改装のため一時休業されていますが
来年のオープンが楽しみです

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そんなモリさんを
ドキュメンタリー映画にするため
「松崎」を訪れたナカモリさん

自身と同じ世代の活動や問題意識に
興味を持ち
そのまま移住された映像作家

地元と若者の関係が良さそうだと感じ
地方を拠点に活動を決心されたそうです

最近では
学習塾の「松崎ゼミナール」を始められ
子供たちに勉強を教えながら

短編映画の上映会を開催したり
国内はもとより海外でも活動されています

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「たみ」のインターンの女の子が
案内してくれましたが

地元のおばちゃんたちが
集う拠点になっている
元オモチャ屋さん

我が「浜村温泉」に
唯一あったオモチャ屋さんに
卸をしていたらしく…

懐かしい名前がいっぱい出てきました

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この地元の
「おばちゃんコミュニティ」が無ければ
移住者が
のびのびと事業することは
不可能だったと言われています

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「鬼嫁ファイブ」
この街の要は
この女性たちのようで…

主力の女性の方が言うには
「単にお金を回すだけでは商売として成り立たない」

横のつながりを大事にして
「小さな集まりを繰り返し
いろいろ話し合っているんです…」

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「店の外に出ないと人は来ない」

紆余曲折があったそうですが
毎月3と8のつく日に
「伝統の自慢の市」を開催しているそうです

さて
我が「浜村温泉」と歴史的な背景も
立地的にも似たように見える…

さびれて
何も動きが無いように見える街ですが

実は
しっかりと水面下で動いているようで

背伸びすることなく
生活の一部としてやり続けるモノ…

さらに
「オリジナル」なモノを生み出す空気が
この街にあります

「街づくり…協議会」的な
お役所的なモノに頼らない…

イベントが終わったら
「はい さよなら…」

地方に
よくありがちな感じのモノが
全く感じられません

「この街 何か面白い…」

一過性のモノではない
インターネットで検索しても理解できない…

体験しないとわからない?
「何か」がありそうです

以前の投稿でも書きましたが

「楽しいところに暮らしている」
「暮らしているところが楽しい」
といったところなのか…

おしゃれなゲストハウスやシェアハウスが

街づくりのキーポイントと
思いがちな昨今ですが…

「しがらみ」を「しがらみ」と思わず

「自分はこれをやりたい!」と
自ら流れを作らないとダメ…

この街は
教えてくれたようです

「街は成長を目指すのではなく
成熟を目指すもの」

こんなところでしょうか

負けず劣らず
「浜村温泉」も頑張りたいと思います

ということで

ではまた…
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旅行

Posted by 中田啓介