赤身肉ビジネス
先日の大阪出張
不動産業と建築業の仕事に絡み
飲食店のプロデュースがあり
「肉を軸にしたメニュー構成をしたい」
との要望があり
仕方なく肉料理を
食べて研究することになりましたが…
他にもいろいろ食べましたが
研究のターゲットは輸入牛肉の赤身
そもそも
肉といえば
私が子供の頃
食卓に牛肉が出てくることは少なく
友達の家で食べるカレーに
牛肉が入っていると興奮したものでした
「日本人のお肉はごちそうです神話」
とでも言うのか
その感覚を上手く突いているようで…
現在の肉の地位は下がり
国産牛肉>魚>輸入牛肉>輸入牛肉の赤身
為替と肉の供給が安定している中で
比較的割安感もある…
輸入牛肉の赤身肉を上手く使うことが
都会の飲食店の収益構造の
軸になっているように感じました
あくまでも
料理の美味しさについては
個々の相性がありますが
残念ながら
ときめくほどの美味しさは
どれも感じることが出来ませんでした
タレの味の濃さや添加物?等の味が先立ち
肉本来の味がわかりにくくなっています
それでも話題となり行列店となり
飲食店の戦略的なものを探ってみると
①SNSを意識して「写真映えする」
立体感のある盛付けをする
②無理すれば届く
1000円チョイの価格設定
③輸入牛肉の赤身を
品のある調理で鮮やかな色合いをアピール
④店内のオペレーションに余裕を残し
店外に行列を作らせる
⑤関東、関西で話題を作ったら
名古屋、福岡、仙台、札幌、新潟等へ
店舗展開
⑥飽きられたら早めに撤退し
地方の大型ショッピングモールに
店舗展開
鳥取へ進出する頃にはブームは終了
とにかく
「赤身肉を上手く魅せれば商売になる」
そんなビジネスモデルに
なっているような気がします
ただ
高いテナント料と高い人件費で
ハイリスクハイリターン
しかも短期決戦
とても
「赤身肉ビジネス」は
鳥取向きでは無く
再考の必要があるようです
そんな中で
我が「浜村温泉」
いろいろな仕掛けが始まりました
味の無い輸入牛肉の赤身肉など頼らない
あっと驚く食材が登場する予定です
楽しみにしておいてください
ということで
ではまた…