未来食堂

2018年2月7日

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気になっていましたが
平成29年の夏

「飲食業界の常識を変えた」
と言われる?東京の定食屋
「未来食堂」に寄りました

神保町にある「日本教育会館」

パッと見て
どこが入り口なのか?わかりません

出店コストを下げるためなのか?

立地の悪い地下にありました

店主「小林せかい」さんが
カウンター12席を一人で運営する
小さな定食屋さんです

こちらの店主
ITエンジニアとして企業に勤めた後
「サイゼリア」等でのアルバイトを経て
まったくの異業種で開業されました

「根本的な合理化」が
出来ないと言われる飲食業界で

その1
・メニューは毎日
「日替わり定食1種類のみ」

効率を優先するためなのか
メニューがありません

時間のないお客様に素早く提供してくれます

その2
・店主以外の「人件費」はゼロ

カウンターに置かれた
お櫃のゴハンはおかわりは自由
お茶と同様にセルフサービスです

その3
・「まかない」という仕組み

店主以外に働いている人が
もう一人厨房の中にいますが
50分間の「お手伝い」をされています

すると
「1食無料」になる「ただめし券」がもらえる

その4
・「1食無料」の権利を譲渡することができる

そして
その権利は誰でも利用できて
お金が無くともご飯がたべられる


なんかシビレてしまいまして

著書を2冊購入しましたが…

店主小林さん曰く

「まかない」とは
お金以外でお客さんとの縁を
保つためのシステムだそうで…

普通ならば料理を食べて
お金を払うという関係だけ…

ならば

「お金」ではなく
「時間をいただく」という形に…

「未来食堂」との「つながり」を
考えている人に対して
「お金」ではなく「時間」という
選択肢を作りたかった…

それにより

未来食堂に行きたいけれど
お金がなくて行けないという人でも
食事に来ることが可能となる…

これらのシステムは
単なる「ボランティア」ではなく
お金の代わりに労働力をもらうことで
お店としては損はしない…

ビジネスとして成立させながらも
誰かの役に立つことを実践する…

小林さんの
ビジネスセンスを感じます

小林さん曰く

利益というのは単なる結果

ただただ
定食をおいしく作り続けた結果

システムとして目を引くことよりも
飲食店の本分を全うする事

ただ それだけ… とのこと


帰り際
「あなたは(ただめし券を)
貼る側であってください」

これまたシビレました


また訪ねると思います

他にもこちらの店主様

「経理内容」や「事業計画書」を公開

「公開することで認知される…」

「誰がこのビジネスを
真似をしても構わない…」

なんと!

飲食業の未来は
こんな人達が作れば
もっと素敵なモノになりそうです…

まさしく

「未来食堂」

ということで

ではまた

人物

Posted by 中田啓介