鳥取 鹿野祭り

2018年4月17日

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「鹿野が2年に1度 最も熱くなる日」

「鹿野祭り」

戦国領主 亀井公により
約400年前に興されたそうです

「鳥取県無形民俗文化財」で
正式名称は
「城山神社祭礼行事」になるらしいですね

ちなみに
この「鹿野町」
我が「浜村温泉」から約5km南にあります

鳥取市の旧気高郡にある城下町で
鳥取では県内有数の桜の名所です

今年は桜が早く終わりましたが

例年なら宵祭りに花火が打ち上げられ
写真好きの人にとっては
夜のお堀に映る桜と逆さ花火は
たまらないポイントになります

話は戻って
私自身
Uターンして以来この祭りのファンでして

祭りがある年は年明けより準備が始まります

城下町の入り口に大きく幟(のぼり)が立ち

それぞれの家の軒先にも提灯がぶら下がります

14日の夕方からの宵祭りが
私的なおすすめポイントでありましたが
今年は悪天候のため観に行けませんでした

宵祭りは
城山神社でお清めしたあと
神輿 神官 お供え等が
綱灯籠に照らされて下山してきます

厳かな雰囲気で
思わず背筋が伸びるようです

15日の本祭りは


※この写真は引用させていただいたものです
「NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会」

榊 山車
武者行列の幟(のぼり)差し 山車
山車 獅子舞
山車 神輿の順番で役割を持って登場しました
この並びが変わることは歴史上ないそうです

神輿のお伴として
これだけの出し物が揃っている祭りは
全国でも珍しいということです

四神の玄武 朱雀 青龍 二転門を
それぞれシンボルにして
祇園の山鉾を模したといわれる4台の山車


※動画はコチラで
https://twitter.com/keisukenakada1/status/985409510587056128

山車をギシギシ言わせながら
道路の角を曲がるときの「辻回し」や

山車の屋根に上がった人間が
細い路地にある電柱を強く蹴って
巧みにかわしながら通り抜けるところは
大きな歓声を受ける見どころとなっております

 

一方で
気をつけなければならないのが

武者行列の勇ましい「幟(のぼり)差し」

※動画はコチラで
https://twitter.com/keisukenakada1/status/985406539711180800

甲冑姿の若者が片手に竹筒を持ち
独特の所作でゆっくりと進みますが

行列を横切ろうとすると

「武者討ち!」

と叫ばれて厳しく後戻りをさせられます
その昔なら刀で切りつけられたらしいです

それともう1つ
「2階から祭りを見下ろすな!」
神様を見下してはいけないとのこと

地元の方に
確認しておかないといけない
代々引き継がれてきた厳しいルールがあります

逆に
おもしろいルールとして
お祭り期間中は
見物客を含めた誰でも
「どの家に入って飲み食いしてもいい」

祭りでウン十万円飛んでしまうので
昭和40年代から
隔年開催になった理由の一つだそうですが

「地域の伝統を守る」

この祭りのおかげで
この城下町の住民の結束が強いようです

 

そして
地元の人たちにとっての祭りの最後の
クライマックスになります目録の奉読です

地元の人たちは
この目録奉読の役を
鹿野祭りで一番の花形としており
誰がどんな風に読み上げるかを
なによりも楽しみにしています

22時をまわり
年行司と呼ばれる役面が巻物を広げ
大きな声で読み上げると
お供は呼ばれた順番に
城山神社に登って帰っていき
祭りは終わりとなります

 

それにしても
「荘厳かつ華美そして歴史の深み」

鹿野の人たちの品格の高さは
この祭りが由来となっているようです

県外の人はもとより
県内の人も1度は見ておく必要がある祭りです

次回は2020年に開催です

ということで

ではまた…