これでいいのだ

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二度目の訪問です
リニューアルしておりました

細長く狭い店内を上手く使っています
相変わらず安く提供してくれます
「これでいいのだ」

カウンターに鉄板が併設されました
鉄板で焼き物を提供するそうです

時間がなかったので
とりあえず一品を注文

フレンチおでん
冷たいトマト丸ごと
金色のきれいなジュレがかかっています

定番の注文
「これがいいのだ」

この紹介文で間違いありません

以前は
梅田ヘップファイブの
「こんなところにあるの?」
という意外な場所にありましたが
阪急高速バスターミナルの隣にあります

鳥取行のバスの
待ち合わせの短時間に利用しました

フォアグラやトリュフも使った
500円前後のメニューがあり
「お値段以上」の感覚が味わえます

店名は
赤白と書いて「コーハク」

今では
グランフロントや新大阪駅構内にも
お店があるそうです

是非一度…

 

さて

前出のワインでは
「これでいいのだ」を使い

前出のフレンチおでんでは
「これがいいのだ」を使いましたが…

一文字違うだけで
かなり印象が違います

 

先日の
新築希望のお客様を
とあるキッチンメーカーさんの
ショールームにお連れした時のこと

メーカーの担当さんが
「これでいいですね」を連発

あまりにも耳に残り
帰りの車内で
お客様とその話をしたら
「同じく気になりました」とのこと

お客様曰く
「これでいいですね」と言われたので
「思わず保留しちゃいましたよ」
「これがいいですね」と言われてたら
「たぶん決めちゃいましたよ」

 

今の時代
以前のどなたかのコラムにありましたが
「これでいい」消費の時代だと…

本来なら
「これがいい」と言わせたいのに
「これでいい」のちょっと上?

「お値段以上ニトリ」のキャッチコピー
まさに大手家具メーカーのニトリが
そういうことを訴えているらしい

 

私自身の建築会社では
「これがいい」が欲しいのに
●マホームなどは
「これでいい」で完結する

もはや世の中の大半が欲しているのは
「考えなくても選べるモノ」

そして
「これでいい」という商品の品質が
少し上がれば充分だと言うことらしい

 

そう思えば
前出のワインバー「赤白」は
基本的な部分を押さえた上で
お店の信念を上手に訴えているようです

 


あらゆる業界は悩んでいますが

「暮らしの下限を引き上げるモノを作るのか?」
「とことん拘った上質なモノを作るのか?」

難しいものがあります

 

そんな中で
マンガ「天才バカボン」の中の
バカボンのお父さんの名セリフ

「これでいいのだ!」

当時から現在に至る時代背景を
キッチリと
予言していた言葉なのか?

もしそうなら
あのバカキャラは演技だったのか…

世の中
深いモノがあります

ということで…

ではまた…