伊勢神宮と近鉄特急
今日も
旅の日記としてその④
京都の病院に居ながら
「伊勢神宮」に参拝へ
ここ13年連続で
年末に「お礼参り」をしています
例年なら
近鉄の大阪難波駅から乗車するのですが
今年は
病院から近い京都駅から
伊勢志摩方面へ向かいました
この近鉄
伝統的に個性ある車輛を
生み出してきましたが
総営業キロ数は
JRをのぞく
日本の鉄道事業者の中で最長を誇ります
名古屋鉄道(名鉄)
や東武鉄道とともに
日本の大手私鉄の一つであります
伊勢神宮の最寄り駅へは
大阪京都のどちらからでも
特急で約2時間
リゾート系特急の車内販売される弁当は
乗車の楽しみの一つであります
「特急しまかぜ 特製幕の内弁当」
値段のわりに品数も多く
品のある味付けで充実しております
記念の乗車証と一緒に
弁当カバーも持ち帰りました
伊勢志摩方面の拠点になるのは
近鉄「宇治山田駅」
この駅舎趣があり
個人的に好きな駅の一つであります
天皇陛下をはじめとする貴賓客や
正月の内閣総理大臣の
伊勢神宮参拝の際の
乗降駅となっているそうです
2013年3月
伊勢神宮の
第62回神宮式年遷宮に合わせて
大阪難波 近鉄名古屋の両駅から
営業運転を開始し
後に京都発着便も登場
シート幅のゆったりした座席を配し
先頭車輛は展望室のあるハイデッカー
近鉄の伝統
2階建て構造のカフェテリア車輛
グループ向けサロン席と
和洋個室を採用しております
そんな「特急しまかぜ」は
予約が取れないことでも有名であり
鉄道オタクの誰もが憧れる特急列車であります
一人旅は
瞬発力と機動力があります
たまたま
キャンセルが出たため
病院への帰りを遅らせる了解をもらい
奇跡的に乗車することができました
総革張りのゆったり3列シート
しかもフロントビューの
ハイデッカーの先頭車輛
まさにVIP対応の室内は
電動フットレスト付の
腰部マッサージ機能付き
リクライニングシート
電動カーテン
wifi機能付き専用放送
読書灯付き専用コンセント付き…
「鉄道友の会」による
2014ブルーリボン賞受賞
専用大型ロッカー
綺麗で快適な水回りに
パウダールーム
アテンダントを呼び出して
注文できる車内メニューもゴージャスです
注文が多い「うな重」や
ハワイコナやキリマンジャロの
高級コーヒーが注文できます
乗り継ぎも含め
今回
新旧人気4車輛を乗車することができました
それにしても
クルマ社会と言われ
少子高齢化による利用者の減少と言われる中で
「乗客が鉄道に何を求めるのか?」
近鉄が約50億円?投じた
特急列車でありましたが
マーケティングリサーチを徹底して行い
機能やサービスの多様化だけでなく
あるべき車輛の姿を体現したのが
この「特急しまかぜ」
「上質な空間」に乗車している間の
「わくわく感」は降車駅まで続き
もはや単なる移動手段ではなくなっています
「乗ることそのものが旅の目的にもなる…」
一方
行き詰った感じのある
我が地元を走る
「山陰本線」を運営するJR西日本
「もう少しなんとかならないのか…」
対して
「鉄道事業がダメなのは社会情勢だけではない」
近鉄の「心意気」を感じた乗車時間となりました
ちなみに
伊勢志摩へは
乗車する特急で料金が変わりますが
京都 大阪から約3500円から4500円ぐらい
乗車時間は約2時間
近鉄リゾート系特急は車内も楽しいので
お子様連れでも何とかなりますよ
私も家族4人で
利用したことがありますが
個室を利用すると快適です
鳥取からだと
姫路駅周辺まで車で行き
駐車場に預けても
2泊3日でも2000円ちょっと
姫路から
ターミナルの大阪難波まで
直通運転をしていますので便利です
子育て世代は
鉄道が不便だと思われがちですが
意外と使えますので
是非「お伊勢参り」に挑戦してみてください
ということで
ではまた…