円形劇場

2018年4月4日

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いきなりですが

「オタク」とは
鉄道 アニメ アイドル
フィギュア 映画 ゲーム…

特定の趣味の対象および分野に傾倒する
極端な愛好者ということらしい…

「オタクの聖地」と言ったら語弊がありますが

「くらよしフィギュアミュージアム」

世界的にも
高水準の造形力を持つフィギュアに目を向け
日本最古と言われる円形校舎と
フィギュアの相乗効果を図ることを目的として
4月7日にオープン予定となっているそうです


別名「円形劇場」

プレオープンでしたが

仕事のついでに見学して来ました

大ヒットアニメの「君の名は」のフィギュア

「進撃の巨人」のヒロインのフィギュア

「エヴァンゲリオン」のフィギュア

「初音ミク」を筆頭に大量のフィギュア

戦車のプラモデル

昔の戦闘機の模型

軍艦の模型

「太陽の塔と岡本太郎」

「ゲゲゲの鬼太郎」

「阿修羅」等の仏像

とにかく多種多様のフィギュアだらけで
大人も子供も楽しめそうです

もともと「オタク」文化とは

1980年代に
「どれぐらい好きなのか」でスタート

「どれぐらい知っているのか」に変化し

「どれぐらい金をつぎ込んだのか」を
近年では争点にするようになりましたが

この「円形劇場」
「くらよしフィギュアミュージアム」が

単なる「オタク文化」ではなく
どの領域の「文化」に育っていくのか?

全国的に注目される中で
今後の展開が楽しみであります

 

実のところ

この「旧明倫小学校」の建物の「再生」の方が
個人的には気になっておりまして


下から見上げた螺旋階段

上から見下ろした螺旋階段

この螺旋階段は
インスタグラムの写真スポットになりそうです

あたりまえですが
すべてのフロアーが緩やかにカーブしています

古い建物ですが
もともと耐震性は優れていたそうです

屋上からは
名峰「大山」が障害物もなく眺められます

当時の雰囲気に近づけた扇型の教室です

この
「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」

鳥取県倉吉市に旧明倫小学校として
1955年に建てられ
日本最古と言われた円形校舎として
1971年まで使用されていたそうです

老朽化により一度は解体が決定しましたが
地元の方から親しまれている建物であり
存続の要望に応え復活したとのこと


旧明倫小学校の卒業生だとおっしゃる
この写真のご夫婦にお話を聞いたところ

「近くに新校舎の明倫小学校があっても
心は旧明倫小学校の円形校舎にあるんです」

この古い建物を残す英断をした倉吉市
先々まで称賛されることになるでしょう

これをきっかけに
鳥取県の中部地区の流れが
変わっていくことになるかもしれません

 

なにはともあれ

建築学的にも貴重な価値があり

建物を外から眺めて
ゆっくりと中を歩くだけでも楽しめる…

是非一度
ご覧になっていただきたいと思います

 

ということで

ではまた…