ナブラ
ナブラとは
釣りをしている人ならご存知ですが
小魚が大型魚に追われ
水面に水しぶきをあげて
逃げ惑う様の事を言います
ナブラが現れると
釣り人なら誰もが興奮します
その状況に出会えると
大型の魚が釣れるチャンスが訪れる…
先日の手術の日
眠れず早朝
浜村温泉近くの魚見台を訪れます
「魚見台」の名前のとおり
その昔から
この場所でナブラを探していたことでしょう
ちなみに海の眺めの良さは
鳥取東部では一番です
ここで飲む缶コーヒーは美味しいですよ
さて
いきなりですが
最近 魚を食べていますか?
皆さん気づいています?
魚が獲れません
サイズも年々小さくなっています
さらには
都会の大資本が
ボリューム決めて買い漁るので
地元に残る魚がありません
変わって
県外の養殖魚の流入は
右肩上がりの比率になっています
鳥取のさかなやさんの価格は
都会の人が見れば安く思われるでしょうが
地元的にはかなり高くなっています
一方では
漁師が命懸けで獲ってるのに
漁師の収入は抑えられます
釣り人が嫌うフグさえも
今年は姿が見えません
下の写真は
港湾内の海砂をすくいあげて
沖合いに運ぶ船です
ここ近年の潮流の変化で
港に砂が流れ込み
港湾外の磯枯れも進んでいます
「海がおかしくなっています」
海そのものが
おかしいのと同時に
海に関する
流通や消費の仕組みもおかしくなっております
魚を食べる前に
産地と価格と旬を
考えてみていただけないでしょうか
鳥取市の「地産地消」
漁業に関して言えば
この言葉そのものが
無くなるのは意外と早くなりそうです
冒頭のナブラのように
小魚の鳥取が
大きな魚の都会に追われ逃げ回る…
そして県外の養殖魚を食べさせられる…
そんなことにならないことを祈るばかりです
ではまた
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