ナブラ

2018年1月21日

スポンサーリンク

 

ナブラとは

釣りをしている人ならご存知ですが
小魚が大型魚に追われ
水面に水しぶきをあげて
逃げ惑う様の事を言います

ナブラが現れると
釣り人なら誰もが興奮します
その状況に出会えると
大型の魚が釣れるチャンスが訪れる…

先日の手術の日

眠れず早朝
浜村温泉近くの魚見台を訪れます

20160409183643569.jpg
朝日の下あたりが鳥取砂丘になります

20160409185130295.jpg
「魚見台」の名前のとおり
その昔から
この場所でナブラを探していたことでしょう

ちなみに海の眺めの良さは
鳥取東部では一番です

ここで飲む缶コーヒーは美味しいですよ

さて
いきなりですが
最近 魚を食べていますか?

20160409183729664.jpg
ノドグロとモサえび

20160409183925219.jpg
アジとカレイ

皆さん気づいています?
魚が獲れません
サイズも年々小さくなっています

さらには
都会の大資本が
ボリューム決めて買い漁るので
地元に残る魚がありません

変わって
県外の養殖魚の流入は
右肩上がりの比率になっています

鳥取のさかなやさんの価格は
都会の人が見れば安く思われるでしょうが
地元的にはかなり高くなっています

一方では
漁師が命懸けで獲ってるのに
漁師の収入は抑えられます

20160409204732626.jpg
そして
久々に釣り仲間に会いましたがアジ一匹

釣り人が嫌うフグさえも
今年は姿が見えません

下の写真は
港湾内の海砂をすくいあげて
沖合いに運ぶ船です

20160409204800476.jpg

ここ近年の潮流の変化で
港に砂が流れ込み
港湾外の磯枯れも進んでいます

「海がおかしくなっています」

海そのものが
おかしいのと同時に
海に関する
流通や消費の仕組みもおかしくなっております

魚を食べる前に
産地と価格と旬を
考えてみていただけないでしょうか

鳥取市の「地産地消」

漁業に関して言えば
この言葉そのものが
無くなるのは意外と早くなりそうです

冒頭のナブラのように
小魚の鳥取が
大きな魚の都会に追われ逃げ回る…
そして県外の養殖魚を食べさせられる…

そんなことにならないことを祈るばかりです

ではまた

https://www.facebook.com/profile.php?id=100009537985658&fref=nf

漁業

Posted by 中田啓介