伊勢神宮 内宮参拝
今回も
旅の日記としてその③
京都の病院に居ながら
「伊勢神宮」に参拝へ
ここ13年連続で
年末に「お礼参り」をしています
前回の投稿で触れましたが
今回は内宮を参拝します
外宮と違い
とにかくスケールがあり
かなり歩かなければなりません
そのため
ちょっと気になる食べ物もあり
腹ごしらえします
「全国でまんぷくだけ」?
と看板に書いてありましたが…
近鉄宇治山田駅にある
「まんぷく食堂」の「からあげ丼」
たまごとじの唐揚げが
どんぶりになっているだけに感じましたが…
他に何か秘密があるのか?
来年の参拝の時に
もう一度伺ってみたいと思います
さて
参拝は
この宇治橋前の鳥居からスタートしますが
外宮(伊勢市駅前)から
この場所まで
バスで約20分の430円
約15分毎にバスがあります
タクシーで行くと
1800円前後かかります
自家用車で行くと
駐車場が混んで
時間が読めませんので要注意です
ご正宮を往復してお参りするだけなら
所要時間は約40分ぐらいでしょうか?
いくつかの別宮をめぐる
標準的なお参りでは
目安として約1時間ちょっとかかります
内宮のご祭神は
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
簡単に言えば
日本人の総氏神といわれる存在です
宇治橋を渡り
ここから神域に入っていきます
外宮とは反対に
内宮の参道は右側通行
橋を渡った先の手水舎が右手にあるため
右側を歩いていきます
道のりが長く
この看板を頼りに歩いていきます
造園業の方には
是非ご覧いただきたい
手入れの行き届いた松を見ながら奥へと歩きます
清流「五十鈴川」が流れる両側は
こんもりした森林に囲まれています
宮域林と呼ばれる
その山林は約5000ヘクタール以上だとか…
伐採に制限があり
全体的には
神秘的かつ神聖な雰囲気が漂います
長い参道沿いは
樹齢数百年以上のスギやクス
ケヤキ等の存在感に圧倒され
この樹木に
囲まれた玉砂利の参道を歩くだけで
本当にリセットされた気分を味わえます
昔は
ここで清めたと言われる
「五十鈴川」の川べりに降りられます
川の流れに手をひたすと
清らかな気持ちで
ご正宮に向かえます
内宮の正宮前の階段です
ここを上がったところに
ご正宮があります
ここから先は「写真撮影禁止」
外宮と同じく
伊勢神宮では
長らく天皇陛下以外のお供えは
許されませんでした
そのため
他の神社と大きく違い
賽銭箱が置いてありません
拝礼も
「二礼二拍手一礼」
これも外宮と同じく
御正宮は
日頃のご加護に対する感謝を
神様に伝える場所と言われているため
個人的なお願いは控えるのが習わしです
私どもの建築業と不動産業を
お守りいただくため
お札を授かり二体祀りました
とりあえず
時間が許す限り
参拝するポイントが多いのが内宮でして…
おすすめしたいのが
もっとも古い
日本の神社建築様式と言われる
「神明造り」を
近くで見ることができます
また伊勢神宮正殿は
この「神明造り」とは
別の様式を備えているため
他に例がない「唯一神明造り」と
呼ばれています
神様のお引越しと言われる
「式年遷宮」が行われる20年に一度
同じものを建て替えていくことで
約1300年前の建築様式を受け継いできました
古い正殿を解体し
その場所が更地となるのは
外宮と同じく
解体した材木は鳥取にも届きましたが
全国の神社で再利用されます
伝統を守り
物を粗末にしないという
日本人の精神も
しっかりと受け継がれているのです
毎日の生活に追われていると
とかく忘れがちなことが
多いものでありますが…
今回は思うところがあり
二見浦を加えて参拝しました
伊勢神宮を参拝すれば
何か
ご利益があると思ってはいけません
太陽神である天照大御神と
衣食住を司る神様である豊受大御神
ここは
生きているそのこと全てに
感謝する場所なのであります
人は欲深く
様々な願いを実現したいがために
手を合わせ
苦しい時こそ神頼みをしたくなるもの…
でも
ここでは違うのです
己の利よりも
まずは他の利…
人々の幸せな暮らしを祈ることが
第一なのであります
ここに来ることで
襟を正し
清められ
そして無になる…
これまでのことに感謝し
振り返ってみることこそが重要なのだと…
「お伊勢参り」とは
古代より
そういうものだったはずです
それだけに残念なのは
ヒールを履いて来るバ〇女
写真撮影禁止の正宮前で
Vサインしながら記念撮影するバ〇者
観光バスで酔っ払い
騒ぎながら参道を歩く団体のバ〇旅行客
ここ13年続けて「お伊勢参り」をすると
年々そういう不適切な方々が増えております
そんな方々のせいで
気分を害したらもったいないので
早朝からの参拝をおすすめします
早朝が無理なら
休日平日に関わらず
できるだけ空いている
午前中に行くのがおすすめです
ゆっくりと
外宮と内宮を参拝した後に
少し早めの昼食を
おかげ横丁で楽しむ…
ということで
ではまた…