芸術とは共感するためのインフラ?
前回の投稿が
あまりにも反響が大きすぎまして…
関連して
ちょっと皆さんに問いかけしたくなったのですが…
突然ですが
お笑い芸人の「永野」さん
インターネットで検索していただきたいのですが…
長髪
青いシャツに赤いズボンをはいたファッションで
テレビに出て来ます
「ピカソより普通にラッセンが好き」
と叫んで踊る芸人さんです
実はこのフレーズ
芸術を語る時の
一般の人の本質をついているように思いまして…
ピカソの絵は
上流階層から絶大な評価があります
価値がわかる人には
わかるもの
車で言えば「高級車?」
「ピカソが好きです」と言い切れれば
それだけで「文化人」になれるのです
一方でラッセン
ラッセンの絵はけっして安くはないのに
庶民に近い絵というイメージでしょうか
車で言えば「大衆車?」
ピカソとラッセンの絵を比較すると
ピカソの絵は複雑でわかりにくい…
ラッセンの絵は綺麗でわかりやすい…
ただ
「ラッセンが好きです」と言い切っても
「文化人」にはなれないのです
「永野」さんのギャグの
「ピカソより普通にラッセンが好き」
裏を返せば
「お前ら本当に芸術を理解しているのか?」
このギャグは
芸術観に対して
すごい問題提起をしているように思います
簡単に
聞き流してはいけないギャグなのかもしれません
結局のところは
私も含めた一般の人の芸術観とは
こんなもんでしょう…
ちなみに
我が浜村温泉の隣りの青谷町
「川六展」が開催中です
渋いところをついてきた展覧会となっております
なんと
これが「入館料無料」
金を取ってもよさそうな内容なのですが…
神社で見かける「狛犬」を中心とした
伝説の「石工」の展示をしております
この展示を見た数名で
話をして思うのですが
芸術とは
「何気ないところに奥深いモノがあり
それを探しあえるから楽しい」のであります
ちなみに
鳥取は
いたるところで身近に
「アート」と触れあえることができます
しかしながらそれだけでは足りません
必要なんです
交流拠点となる
「メッカ」としての「美術館」が…
冒頭の言葉
【芸術とは共感するためのインフラ】
これは主宰である「赤井あずみ」さんの
「hospital project 」
鳥取市
旧横田医院で行われる中で発表された言葉ですが
すごいツボを突いた言葉であります
芸術家が何を伝えようとしているのか…
苦しみ 哀しみ 心の叫び…
歴史 哲学 文学 政治等の背景…
芸術の専門家は
分析する楽しみがあって楽しいでしょう…
かたや
わからないなら わからないなりの
一般の人々の楽しみ方がありまして…
そのどちらの方々も受け入れることのできる
大きな器で「共感」できる場所としての
「鳥取美術館」
新しく造って欲しいと思いませんか?
もし「永野」さんの人気が続いていたら
完成後のオープニングイベントに
ゲストとして呼びたいですね…
ではまた…
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